小松弘子のブログ

やさしいエッセー

コロナがもたらした波紋

 令和二年一月半ば頃、日本に新型コロナが入り込んだというニュースが流れた。いよいよ招かれざる客が、日本にも出没してしまった。しかしながらコロナがこんなに怖いものだとは、当時はまだ正直なところ分からなかった。

 その後たちまちのうちに、日本中にコロナの感染が広がり重症者が増えた。何人かの芸能人の悲惨なニュースを見た時、初めて胸が痛くなるのを覚えた。

 しかも毎日のようにテレビで、世界中のコロナ関連のニュースを見ながら、とてつもない悪影響の波紋を広げていることを知った。

 一体いつになったら、コロナが治まるのかと、困惑し続ける生活が続いたものだ。やっと六月半ばになって、日本では全部に出されていた緊急事態宣言が解除された。ところが今回のコロナ禍の波紋は、七月になっても世界中で拡大し続けているという。そんなに単純なウイルスではないことが、すぐにニュースで報道された。

 日本でも県外への立ち入りや、外食などの制限も暗黙の上で許されている感じだ。もやもやした落ち着かない日常生活に逆戻りになった。ほとんどの人が直接的に、あるいは間接的にコロナに痛めつけられている現状だ。この事実を誰もが忘れることなく、コロナの悪影響を心に刻んで欲しいと思う。しばらくは日本の経済も、元に戻らないかもしれないだろう。

 そういえば、庶民の小さな楽しみのカルチャー教室や、カラオケも危うくなっている。コロナ感染を避ける最良の策は、危機意識を持ち制限を守ることしかない。今はじっと我慢するしかないのだろうか?

 

2020/07/06 #79