スーパー・コストコを見学
先日、家族みんなで神戸市垂水区の 会員制スーパーマーケット 「コストコ」 へ、買い物に出かけた。この広い敷地に建つスーパー 「コストコ」 ができて、もう八年位になる。アメリカから日本に進出した、大型の会員制スーパーマーケットである。日本で最初に出来たのは福岡県らしい。現在全国二十五箇所で展開営業している。特に若い世代に、絶大な人気があるみたいで、土、日曜日、祭日は混雑している。
息子達に連れられて、初めて入店した時の感想は、アメリカからの出店なので、何かにつけ規模が非常に大きいことだ。天井が非常に高くて、全体の売り場面積も広い。いろいろな雑貨の商品が山積みされ、まるで外国の倉庫を見学しているように感じた。
大きめの買い物用カートを押して、通路をあちらこちらと歩いたが、ふと目をやるとテレビなどの電化製品、スポーツ用品、ジュエリー類が並んでいた。
「わあ、こんなものまで扱っているのね」
と、驚かされた。
食料品に限っては、見るものすべてが国内品とは違い、一パックあたりの量がすごく多いのに驚かされた。小家族の私には野菜や果物類など、すぐに消費できそうにないので買い渋った。その時、美味しそうな大きめのキーウィフルーツを見たが、一パックに十二個位入っていた。買いたかったが食べきれない! 思案していると、次男のお嫁さんが、
「お義母さん、良かったら半分ずつ分けて買いましょう。私もそうしてもらえたら助かりますわ」
と、気を遣ってくれたので、他に何品か買うことができ良かった。
「なるほど、少し頭を使えば欲しいものが買えて便利ね。今後も 「コストコ」 へ行く機会があれば誘ってね。珍しい商品や新しいものに出会えて、本当に楽しかったわ。有難うね」
店内には軽食や試食コーナーがあり、時間が経つのを忘れるほどだ。お嫁さんの話では、若い世代の中には、グルーフや近所の人達と協同購入する方法を考えて、上手く利用しているらしい。
当時はこんなへんぴな土地の開発を、不思議に思っていた。工事から二年位経った頃、道路沿いにすごくでっかい建物が現れた。いったい何の建物だろう?
誰かに聞いても、あやふやな答えばかりだった。しばらくして、近くに広い駐車場が完成しているのが見えた。だんだんと大きなスーパーらしき形が現れ、
「コストコ」 の看板が完成、開店したのだ。
その後 「コストコ」 の二階には、車のタイヤコーナーがあることに気がついた。外の窓から覗くと、国産車のタイヤ交換もできることが分かった。
長男とタイヤコーナーに入っていると、後から次男夫婦がやって来た。
「どうしたの? 僕たちもタイヤが古くなり 「コストコ」 で初めてタイヤ交換をしたけれど、とても割安で親切だったよ!」
お嫁さんの話では、「コストコ」 でタイヤ交換をすると特典が一杯あり、是非お勧めしたいと言った。その話を聞いたので、すぐに店員さんに尋ねた。
「今日までセール中なので、タイヤを購入すると八千円分の 「コストコ」 の買物券をもらえますよ」
と、良い情報を耳にした。
「じゃあ、ここに決めよう!」
と、いうことで喜んでタイヤ交換を依頼した。今も車の調子は良いので安心している。
ただ、「コストコ」 で買い物するためには、専用のカードが必要となる。要は会員にならないと入れない仕組みになっている。年会費は必要だが、その分は何かと重宝であり、上手く買物すれば損はないと思っている。
私は年に四回位、息子達に誘われて 「コストコ」で買物を楽しんでいるが、まだ会員ではない。
そろそろ、会員になり自由に買物をしたいと思っている。
2020/01/05 #96