小松弘子のブログ

やさしいエッセー

突然のこむら返りが治った!

 ある日の夕方、家でテレビを見ていた時だった。突然に左足のふくらはぎがつってしまった。

「痛い、ああ痛い! 」

 おもわず叫んだ。助けを欲しいと思ったがそばには誰もいない。こむら返りの痛みはだんだん強くなってきた。足首を逆方向に曲げてみても一向に治らない。

患部をさすると余計にいけないし…。

「どうしょう。このままだと痛みがますますひどくなり、歩けない状態になるかも…。 そうだ、早くあの特効薬を飲めばすぐに治るはずだ! 」

あの特効薬とは 「ツムラ芍薬甘草湯 68」である。以前お医者さんでもらったこの漢方薬は、飲んでから1分も経たないうちに、こむら返りが治るのだ。実際過去に友人の一人が突然足のこむら返りが起ときに、一包を服用しただけですぐに激痛が治ったことがあった。

「そうだ。あの薬を飲んだらこむら返りがすぐ直る」

f:id:komatsuhiroko:20200211132752j:plain

ツムラ芍薬甘草湯」シャクヤクカンゾウトウ(68)

 すぐさまこの薬 「ツムラの68」 を水で服用した。

「あらっ、見る見るうちに痛みがすーっと引いたわ。本当に良かった」

この時、改めて薬の効果を確信した。やはり何十秒かでこむら返りの痛みは嘘のように消えたのだ。 

 もしも突然のこむら返りの痛みに襲われることがあったら、ぜひお薦めしたい。

 このあいだも体操教室の人が、足の痙攣のような痛みで少しの間、休憩をしていた。 様子を見ていた先生がその人に声をかけられた。

「どうされたの、大丈夫ですか? ひょっとして足がつったのですか。そうだとしたら、良いお薬を持ち合わせたているのですが…」

 と言って、本人に尋ねていた。

「まあ心配をおかけしてすみませんね。実はね、この頃遠出をしたりすると、よく起こるのですよ。昨日も自分の歳を忘れて一日中歩きすぎたのです。ほって置いたら治ると思います」

 と言って左足のふくらはぎを、何回もさすっていた。

「でも痛みを我慢するより、このお薬を飲んだほうが良いと思うのですが…」

「有難うございます。いつもしばらくすると治ってしまうので大丈夫です。少し様子を見ますから」

 と答えるばかりで薬を飲もうとしなかった。

「皆さん、この『ツムラ芍薬甘草湯68』は、初め私の姉にもらったのですが、足などの痙攣が起こったときに飲んだら、すぐに効果があり助かったの。もしよかったら、見本にお渡しするわね」

 と言って何人かに配っていた。 以前に私も他の教室で、この先生から 『ツムラ芍薬甘草湯68』 を一包をもらっていた。半年ぐらいカバンに持ち歩いていたが、服用することはなかった。だが、その後に友人の突然の足のこむら返りに遭遇し、この薬に助けられた。後日、私もこむら返りを経験してから、この漢方薬を常時持つことにしている。

 若いときは、こむら返りなど薬に頼らなくても、いつのまにか治っていたものだ。ところが今は一刻も早く治した方が、後の痛みがなくて良いと思うようになった。

 そんなことを思い出していたとき、

「やっぱり薬を飲んでみるわ」

 と言って、先ほどの人が先生から手渡された薬を飲むのが見えた。するとどうでしょう? 

 効果はてきめん、1分ほどで元に戻られた。

「まあ、Kさん、治って良かったわね。さあ、一緒に体操しましょう」

「皆さん、心配してくれて有難う。とても楽になったみたいです。さあ、頑張るわ」

 と元気よく体操の仲間の中に入った。明るい声が教室を包んだ冬の一日だった。